恐怖のメロディ | |
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監督 | クリント・イーストウッド |
脚本 |
ジョー・ヘイムズ ディーン・リーズナー |
製作 | ロバート・デイリー |
出演者 | クリント・イーストウッド |
音楽 | ディー・バートン |
撮影 | ブルース・サーティース |
編集 | カール・パインジター |
配給 | CIC |
公開 |
1971年11月3日 1972年4月22日 [[image:テンプレート:Country flag alias Japan|border|25x20px|テンプレート:Country alias Japanの旗]] |
上映時間 | 108分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
allcinema | |
キネマ旬報 | |
IMDb | |
『恐怖のメロディ』(Play Misty for Me)は1971年制作のアメリカ映画。クリント・イーストウッドの初監督サスペンス映画である。また、この作品に使われているミスティというのは、ジャズ・ピアニストのエロール・ガーナーによって1954年に作曲されたバラードのことである。
概要[]
クリント・イーストウッドが初監督する作品。製作はロバート・デイリー、ジョー・ヘイムズの原作をディーン・リーズナーとヘイムズ自身が脚色した。撮影はブルース・サーティーズ、音楽はディー・バートン、編集はカール・ピンジトアが各々担当。出演はクリント・イーストウッド、ジェシカ・ウォルター、ドナ・ミルズなど。なお、「真昼の死闘」「ダーティハリー」など、イーストウッドとコンビを組んできたドン・シーゲルが、バーテンダーの役で出演している。主人公に異常なまでに執着するストーカーの恐怖を描くスリラー。当時ストーカーという言葉自体なかったが、このタイプのスリラー映画としては非常に先進的な映画である。 テンプレート:ネタバレ
あらすじ[]
ディスク・ジョッキーとして、モントレイ半島では最高に人気のあるデイブ・ガーランドはKRMLラジオのスターだった。彼にはチャーミングな恋人トビーがいたが、彼女はある日、突然、デイブの前から姿を消した。デイブの放送が始まると、決まった時間に若い女の声でミスティという曲をかけてと判で押したようにリクエストするのだ。その夜、デイブが、事務所がわりに使っているバーに顔を出すと女のひとり客がいた。デイブがバーテンのマーフィーとゲームを始めると予想通り、女は身を乗り出してきた。デイブは娘のアパートにもぐり込んだ。娘の名はイブリン・ドレイバーといい、毎晩ミスティをリクエストするのは彼女だった。その晩以来、イブリンは勝手に彼の部屋に押しかけるようになった。その日はちょうど、サン・フランシスコ放送会社の女社長マッジから持ち込まれた新しい仕事について、相棒のアル・モンテと打ち合わせの最中だったのでアルは気をきかせて帰った。
数日後、デイブは、町に戻ってきたトビーと再会し、2人はお互いの愛を確認した。だがイブリンは激しくデイブに迫り、マーフィーやアルの防波堤では防ぎきれなくなったため、覚悟を決めたデイブは彼女に別れ話を持ちかけたが、彼女の異常さは頂点に達し、話し合いどころではなかった。デイブがトビーと海岸で遊んだ日の夜、デイブのアパートにイブリンが飛び込んできた。そして浴室で自ら手首を切ってしまった。仕方なく一番彼女を泊めることにしたが、翌朝、すでにイブリンの姿はなかった。デイブがトビーに今までのことをすべて打ち明けて帰宅すると、掃除婦のバーディが瀕死の重傷を負い、倒れていた。その傍らには放心状態のイブリンが立っていた。彼女は病院へ送られることになった。それからデイブとトビーはジャズ祭に行った。その帰り、トビーは今一緒に住んでいるマドリンがもうすぐ引っ越し、替わりにアナベルという娘が来ることになったと告げた。
ある夜、本番中のデイブにイブリンから電話がかかってきた。病気が治ったのでハワイに行くことに決まったから、その前にミスティをかけてくれというのだ。デイブは承知した。次の日KRMLラジオに出た彼は、昨夜イブリンが口ずさんだ詩を思い出した。それは、エドガー・アラン・ポーの“アナベル・リー"だった。彼は不安になった。そしてデイブはとっさにトビーの電話番号を廻したが、受話器から流れる声は間違いなくイブリンの声だった。そしてトビーの家に駆け込んだデイブが目撃したものは……[1]
スタッフ[]
- 監督 - クリント・イーストウッド
- 制作 - ロバート・デイリー
- 共同制作 - ジェニングス・ラング
- 脚本 - ジョー・ヘイムズ/ディーン・リーズナー
- 撮影 - ブルース・サーティース
- 音楽 - ディー・バートン
キャスト[]
- デイブ・ガーランド - クリント・イーストウッド
- 本作の主人公で、KRMLラジオで人気のDJ。レコードの合い間に詩を読んだり、ちょっとした哲学を聞かせながら、電話によるリクエストを受けている。
- イブリン・ドレイバー - ジェシカ・ウォルター
- スマートな美人の女性。毎回デイブの番組にミスティをリクエストしていたが、デイブの前に現れる。
- トビー - ドナ・ミルズ
- デイブの恋人。突然、デイブの前から姿を消していたが、数日後に再会。イブリンから攻撃を受ける。
- マッカラム巡査部長 - ジョン・ラーチ
- イブリンを逮捕するが、釈放後、デイブにトビーの保護を依頼される。
- マッジ - アイリーン・ハーヴェイ
- サン・フランシスコ放送会社の女社長。新しい仕事をデイブ達に持ち込んだ。
- アル・モンテ - ジェームズ・マクイーチン
- KRMLラジオのDJで、デイブの相棒。
- バーディー - クラリス・テイラー
- デイブの家の掃除婦。
- バーテンダー - ドン・シーゲル
- 事務所がわりに使っている店のバーテンダー。
解説[]
- デイブとトビーが関係を深めていく場面で使われるのは、ロバータ・フラックの「愛は面影の中に(The First Time Ever I Saw Your Face)」。この曲は公開翌年に全米ナンバー1を獲得している。
- 『危険な情事』(1987年)は、本作のリメイクではないが、ほとんど同種の内容である。
脚注[]
関連項目[]
- クリント・イーストウッド
- ミスティ
- 危険な情事
外部リンク[]
テンプレート:Movie-stub テンプレート:クリント・イーストウッド監督作品
de:Sadistico fi:Yön painajainen hr:Jeza u noći it:Brivido nella notte no:Misty - mørkets melodi pt:Play Misty for Me ru:Сыграйте мне туманно sh:Play Misty for Me